2011年10月09日

宗教心理学概論

先日,東京大学の松島公望先生から,『宗教心理学概論』(ナカニシヤ出版)をいただきました。

宗教心理学の歴史,方法論,研究の現状,課題などがわかりやすくまとめられています。このようなテーマを実証的に扱った概論書は,日本では60年以上ぶりとのことで,非常に貴重ですね。宗教性,信仰,死の問題,スピリチュアリティなどに関心のある方には,必読書です。

個人的には,メンタルヘルスとの関係で,宗教的実践に由来するマインドフルネスや慈悲,許し,感謝などに関する,最近の臨床心理学の展開や,社会心理学・神経科学などの知見の紹介も期待していたのですが,今回の「宗教心理学」は,そういう宗教的実践の各論よりも,「信仰」という幅広い視点から書かれている印象をもちました。

なるほど,そういう意味で,本書は「概論」なのかもしれません。次回は「各論」に進むのでしょうか? 方向性は別として,これからも期待しています。
タグ: 心理学
posted by Dr. Sugamura at 14:29| 大阪 ☀| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする