2016年12月09日

『新版 身体心理学』,14年ぶりの大改訂で出版。※ただし一部修正あり!

 恩師の春木豊先生が編者となり,『身体心理学』が出版されたのが2002年。あれから14年を経て,編者に山口創先生を加えて全面改訂し,『新版 身体心理学』として,2016年11月に川島書店より出版されました。
 新版では,身体心理学がターゲットとする行動の概念がさらに明確化され,より心身一元論的な心理学理論になっています。また,その観点から,章構成も見直され,刷新されました。

新版の目次
1部 身体心理学の概要
第1章 身体心理学とは何か(春木 豊)

2部 身体心理学の諸領域
第2章 呼吸(瀬弘樹)
第3章 筋反応(鈴木 平)
第4章 表情・視線(岸 太一・山口 創)
第5章 姿勢(菅村玄二)
第6章 発声(菅村玄二)
第7章 動作と歩行(佐々木康成)
第8章 対人空間と身体接触(山口 創)
第9章 ボディワーク:身体心理学の応用(河野利香・春木 豊)

3部 身体心理学の展開
第10章 身体心理学の発展(春木 豊)
第11章 精神に潜む身体(春木 豊)

※旧版では「化粧」と「被服」という章(菅村担当)がありましたが,新版では行動の定義の変更に伴い,なくなりました。

※新版では,旧版の行動の分類にはなかった「レスペラント反応」という概念が提唱されています。そうした本書の趣旨を明確にするために,元々は第10章の一部に入れる予定だった「レスペラント反応」の解説を第1章に移動させました。 しかし,それによって,かえって本書の趣旨がわかりにくくなり,整合性が取れなくなっている箇所がありますので,以下の順序でお読みください。

修正点
1.第1章の「3 動きの種類」(7-10頁)を第10章の「2 身体心理学の発展」の1)の箇所(257頁)に移動
2.第1章の35頁15行目の「のなかでは特にレスペラント反応」を削除
posted by Dr. Sugamura at 00:49| 大阪 ☁| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月02日

The Toronto Mindfulness Scale

マインドフルネスに関して,これまでにいくつか実験を行ってきましたが,マインドフルネスを「特性」としてではなく,プレポストで変化するような「状態」として測定できれば,と思っていました。

そういう折に,卒論生がToronto Mindfulness Scaleを使いたいというので,開発者のDr. Mark Lau(ブリティッシュコロンビア大学)に,邦訳使用の許可を求めたところ,すぐに快諾をいただきました。

これは,体験への関心と脱中心化の度合いを測定するものです。MBSRを8週間行えば,脱中心化もできるようになるのでしょうが,その場でぱっとできるような実験では,脱中心化の程度は変わらない気がします。しかし,体験への関心は増すかもしれません。

ということで,今回はこれを使ってどういう結果が出るか,楽しみです。
タグ:研究
posted by Dr. Sugamura at 10:03| 大阪 ☁| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする