2011年10月22日

プレイセラピー14の基本アプローチ

もう夏休みの話になりますが,同僚の串崎先生から『プレイセラピー14の基本アプローチ:おさえておくべき理論から臨床の実践まで』(創元社)をいただきました。ありがとうございます。

学部の臨床心理学bの講義でも,クライエント中心療法の解説の後に,アクスラインのプレイセラピーに少しだけ触れていますが,本書を読むと,プレイセラピーにもいろいろな立場・考え方があることがよくわかります。

本書を読んで思ったのは,当然といえば当然なのかもしれませんが,プレイセラピーという心理療法の一学派があるのではなく,子どもに対する心理療法として「プレイ」というアプローチが基底にあるのであって,その他は大人の心理療法と事情はきっと同じなんだな,ということです。まあ,それも,大人の事情なのでしょうが・・・。

とにかく,プレイセラピーについて興味のある人はもちろん,子どもの臨床に関心のある人には,必読書だと思います。

ちなみに,プライセラピーといえば,今日,APAから,Group Play Interventions for Childrenという本が出たというメールが来ました。ウェブサイトを見たら,すでに在庫切れというのも意味がよくわかりませんが,アメリカのことなので,実は発売月の1年くらい前から,すでに売られていたのでしょう。

怒り,不安,ストレスのマネジメントの心理教育の章がありますが,大人向けのストレスマネジメントの本は,いまはマインドフルネスが定番になりつつありますが,子どもの場合は,従来のの子ども向けCBTのような形でやるのか,気になるところです。串崎先生に教えてもらうことにします。
タグ:心理療法
posted by Dr. Sugamura at 07:13| 大阪 ☁| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする