2011年10月24日

心理尺度

ある尺度を探していたら,たまたま「心理尺度の広場」というサイトを見つけました。読んでみると,日本パーソナリティ心理学会のウェブサイトのようで,「パーソナリティ研究」に掲載された尺度の一部がまとめられているようです。マニュアルも載っていて,使いやすそうです。

ちなみに,尺度を集めた有名な本として,『心理測定尺度集』(サイエンス社)がありますが,その第1巻から第4巻までの収録尺度のリストを,国会図書館のウェブサイトで見ることができます。現在,第6巻まで出版されていますが,5,6巻も誰かリスト化してくれないかなあ・・・。後日談あり
タグ:研究
posted by Dr. Sugamura at 21:14| 大阪 ☀| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月22日

プレイセラピー14の基本アプローチ

もう夏休みの話になりますが,同僚の串崎先生から『プレイセラピー14の基本アプローチ:おさえておくべき理論から臨床の実践まで』(創元社)をいただきました。ありがとうございます。

学部の臨床心理学bの講義でも,クライエント中心療法の解説の後に,アクスラインのプレイセラピーに少しだけ触れていますが,本書を読むと,プレイセラピーにもいろいろな立場・考え方があることがよくわかります。

本書を読んで思ったのは,当然といえば当然なのかもしれませんが,プレイセラピーという心理療法の一学派があるのではなく,子どもに対する心理療法として「プレイ」というアプローチが基底にあるのであって,その他は大人の心理療法と事情はきっと同じなんだな,ということです。まあ,それも,大人の事情なのでしょうが・・・。

とにかく,プレイセラピーについて興味のある人はもちろん,子どもの臨床に関心のある人には,必読書だと思います。

ちなみに,プライセラピーといえば,今日,APAから,Group Play Interventions for Childrenという本が出たというメールが来ました。ウェブサイトを見たら,すでに在庫切れというのも意味がよくわかりませんが,アメリカのことなので,実は発売月の1年くらい前から,すでに売られていたのでしょう。

怒り,不安,ストレスのマネジメントの心理教育の章がありますが,大人向けのストレスマネジメントの本は,いまはマインドフルネスが定番になりつつありますが,子どもの場合は,従来のの子ども向けCBTのような形でやるのか,気になるところです。串崎先生に教えてもらうことにします。
タグ:心理療法
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2011年10月10日

ユーモア心理学ハンドブック

先週末くらいに,関西大学社会学部の雨宮俊彦先生より,『ユーモア心理学ハンドブック』(北大路書房)をいただきました。この本は,ユーモア研究の第一人者であるRod A. Martinが,2007年に出版した"The Psychology of Humor: An Integrative Approach"を翻訳したものです。結構,ボリュームのある本で,原著を読むのをすでに挫折していたので,翻訳書を出していただき,助かりました。

一般に,心理学の英書は,体系だった1冊の本になっているというよりも,論文の寄せ集めのような,バラバラの構成になっていることが多いのですが,この本は,ユーモアの理論のみならず,アプローチとして,認知心理学,社会心理学,心理生物学,性格心理学,発達心理学,臨床心理学(心身の健康)が分けられ,それぞれの研究がレビューされており,非常に読みやすく,勉強になります。その意味で,本書は「ハンドブック」と言ってもよいでしょう。

実は,2008年に「笑いを科学するII」というシンポジウムが,関西大学で開催されたのですが,そのときの登壇者の一人がMartin先生でした。どういう経緯だったかは忘れましたが,そのときに,雨宮先生が内輪の懇親会@ボルカノに誘ってくださり,Martin先生や故木村洋二先生をご紹介いただきました。ありがとうございました。

ちなみに,Martin先生は,そのとき,この本はサバティカルの間に,1ヶ月1章のペースで書いた,とかおっしゃっていました。いや,それは別の人だったかな。とにかく,そういうやり方を見習って,いずれ私もそういうふうにインテンシブに書いてみたいです。
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posted by Dr. Sugamura at 10:35| 大阪 ☀| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする